忘れ物。
何を忘れたんだっけ。
何か忘れてる。






** die Abandonee **





夕日に照らし出される、机とか椅子とか。
なんか見てるうちにどうでもよくなっちゃった、忘れ物。

部活を終わって、鞄を見て、何かないことに気づいた。
それを求めて自分の教室に来た。

けど、忘れたものを忘れてしまった。


あほか、俺。
もしくは耄碌したおじいさん。


でも、夕日みてたらそれさえどうでもよくなった。







自分の机(厳密に言えば学校のだけど)に座る。 
窓の外の夕日を見つめて。

このまま忘れて、全部忘れて、
そうなったらどんなに楽かな。

全部忘れて。
何もかも。
全て。



忘れ物のことも、
守備の難しさも、
今日ちょっとつまづいた数学も、

なんとなく思い出す、金髪のあの人も。



忘れられたなら、どんなに楽だろう。


そんなこと、出来るわけない。
だから、このまま、こういう想いを抱いて生きていく。



「司馬くん?」


風の音があの人の声に聞こえるなんて。
重症かな。 本当に何でも忘れちゃえたらな。


つかつかと、足音が俺の方に近づいてくる。
風じゃなかったんだ。



じゃあ、夢?



ああ、夢。
そっか。だから何を忘れたかを覚えていないんだ。


夢なら、なんでもしてもいいよね。
俺の世界だもん。

「司馬くん。もう下校時刻だから、校舎から出ないと閉められちゃうよ?」

キャプテン・・・牛尾先輩が困ったように俺の顔を覗き込む。

好きです。
あなたが、好きです。

俺は机に座ったまま、先輩に抱きついた。

先輩が戸惑ったのが表情を見なくてもわかる。

でもこれは俺の夢だから。
あなたをいくら困らせたって、いいから。




「・・・好きです・・・」




つぶやく。
あなたにしか、聞こえないように。
俺の座っている机にも、
前の席の椅子にも聞こえないように。

あなたのために、言葉を紡いだ。


















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相互リンク記念に毒苺レイナさまに捧げます。
私にしては珍しく牛馬でちょっとらぶらぶです。
(ていうかむしろ今までのやつは牛馬とCP付けしてよかったのかってくらい
馬が反抗的でしたね/苦笑)

これが司馬くんの夢なのか、それとも現実だったのか、
そしてこれからどうなるのかはご想像におまかせいたしますv

相互リンクしてくださって、ありがとうございましたvv


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牛馬〜〜〜vvv
わあぁありがとうございますvvめためたラブラブですねっっ!!
夕暮れの教室…なんて萌えるシュチュエーション…葵たん危険ですよ…!(やめなさい)
あああ本当にありがとうございますvv
これは私は現実だと思いたいです!ええそうですとも!
葵霧さん相互リンクしてくれてありがとうございました〜v

レイナ